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かつら(鬘)は、人の頭部にかぶせて、もとある頭髪を補ったり別の髪型に見せるために使う、人毛もしくは人工的な髪のこと。古くは「かづら」と言い、鬘帯や鉢巻きなど、頭髪のように作って頭にかぶったり付けたりするものを指した〔〔折口信夫、1926(大正15)年6月、青空文庫〕。現代でも能楽では「かずら」と呼ぶ〔『大辞泉』〕。 == 歴史 == かつらの歴史は長く、エジプト、ギリシャ、ローマ、アッシリアなど古代文明の時代からファッションとして、あるいは脱毛を隠すために使用されてきた。日本でも古代の頭飾具として蔓草(かづらぐさ)を頭にかける習俗があり、花や葉、珠などの飾りを花蔓、柳蔓、玉蔓などと呼ぶようになり、そこから「かつら」の語が派生したとされる〔カツラ 『大百科事典. 第5巻』平凡社、1931年〕。髪型としてのかつらが現れたのは足利時代とされ、能楽で面とともに扮装用に使われた〔。その後、歌舞伎など演劇用として発達し、断髪が増えた明治時代以降は、日本髪や巻き上げ髪用として広く使われるようになった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「かつら (装身具)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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